『かぐや姫の物語』をつくる。ジブリ第7スタジオ、933日の伝説 徹底レビュー
スタジオジブリが制作したアニメ映画『かぐや姫の物語』の制作過程を追ったドキュメンタリー作品、『高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。ジブリ第7スタジオ、933日の伝説』のDVDレビューです。この作品は、映画本編を鑑賞した後でも、その制作の裏側を知ることで、より深く作品を理解し、感動を味わうことができるでしょう。
どんな作品?
このDVDは、高畑勲監督が『かぐや姫の物語』を制作するまでの933日間の様子を、スタジオジブリのスタッフの証言や制作資料、そして監督自身の言葉を通して描いています。単なるメイキング映像ではなく、監督の創作に対する情熱や苦悩、そして作品に込められたメッセージが、まるで傍らにいるかのように伝わってくるのが特徴です。
見どころ
- 高畑勲監督の創作現場: 監督がどのようにして物語を構築し、キャラクターをデザインし、絵コンテを作成していくのか、その過程を詳細に観察することができます。
- スタジオジブリのスタッフの証言: 監督を支えたスタッフたちのリアルな声が、作品の裏側を明るみにします。それぞれの役割における苦労や喜び、そして監督との関係性が語られます。
- 制作資料の数々: 絵コンテ、キャラクターデザイン、背景美術など、貴重な制作資料を多数収録。作品の細部までこだわり抜いたジブリの技術力を堪能できます。
- 監督自身の言葉: 監督が自身の作品について語るインタビュー映像は、作品のテーマやメッセージをより深く理解するためのヒントとなります。
他のドキュメンタリー作品との比較
ジブリ作品のメイキング映像は数多く存在しますが、『高畑勲、『かぐや姫の物語』をつくる。ジブリ第7スタジオ、933日の伝説』は、他の作品とは一線を画す深い洞察力と人間ドラマを描いています。例えば、宮崎駿監督の作品を扱ったドキュメンタリー作品と比較すると、本作品はより内省的で、監督の精神世界に深く踏み込んだ内容となっています。また、他のアニメ制作のメイキング映像と比較しても、ジブリならではの緻密な制作プロセスと、スタッフ一人ひとりの情熱が感じられるでしょう。
実際に見てどうだった?
私はこのDVDを、映画『かぐや姫の物語』を観終わった直後に鑑賞しました。映画本編の感動がまだ残っている状態で、制作の裏側を知ることができたため、作品に対する理解が深まりました。特に印象に残ったのは、高畑勲監督の創作に対する真摯な姿勢と、スタッフとの温かい絆です。監督の言葉や行動を通して、作品に込められたメッセージがより鮮明に伝わってきました。
この作品は、アニメファンはもちろん、映画制作に興味のある方、そして高畑勲監督のファンにとって、必見のドキュメンタリーと言えるでしょう。
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