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是枝裕和監督の人間ドラマ「ベイビー・ブローカー」DVDレビュー:ソン・ガンホとカン・ドンウォンの名演に見る家族のカタチ

衝撃と感動の是枝裕和監督最新作「ベイビー・ブローカー」をDVDでじっくり鑑賞

是枝裕和監督の「ベイビー・ブローカー」は、2023年に公開された韓国・日本合作映画です。
密かに赤ん坊を育ててほしいと願う母親と、その赤ん坊を売ろうとするブローカー、そして彼らを追う刑事たちの姿を通して、家族のあり方、愛情、そして社会の闇を深く掘り下げた作品です。

どんな人にオススメ?

  • 是枝裕和監督作品が好きな方: これまでの「万引き家族」や「海街diary」に通じる、繊細な人間描写が魅力です。
  • ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウンなど、豪華キャストの演技を楽しみたい方: 3人の俳優の演技合戦は必見です。それぞれのキャラクターが抱える葛藤や感情が、見ている人の心に深く響きます。
  • 家族のあり方について考えさせられる作品を求めている方: 血縁だけが家族ではない、多様な家族のカタチを提示してくれます。
  • 社会問題に興味がある方: 赤ん坊ポストや児童虐待など、現代社会が抱える問題に鋭く切り込んでいます。

DVDで観るメリット

映画館で観るのも良いですが、DVDで自宅でじっくりと観ることで、作品の細部まで味わうことができます。
特に「ベイビー・ブローカー」のような、複雑な人間関係や社会問題をテーマにした作品は、集中して観ることでより深く理解できるでしょう。

また、DVDには特典映像が収録されていることもあります。
監督やキャストのインタビュー、メイキング映像など、作品に対する理解を深めることができるでしょう。

競合作品との比較

同様に家族のテーマを扱った作品としては、是枝監督自身の過去作「万引き家族」が挙げられます。
「万引き家族」が、貧困の中で生きる家族のリアルな姿を描いているのに対し、「ベイビー・ブローカー」は、赤ん坊を売ることの是非や、家族の定義について、より深く問いかけています。

また、ヒラリー・スワンク主演の「ベイビーママ」も、母子の絆や、未婚の母が抱える苦悩を描いた作品として比較できます。
しかし、「ベイビー・ブローカー」は、ブローカーや刑事など、複数の視点から物語を描いている点が異なります。

個人的な感想

私はこの映画を観て、深く感動しました。
特に、ソン・ガンホ演じるサンヒョンの、複雑な心情が痛いほど伝わってきました。
彼は、赤ん坊を売ることでお金を稼ぐブローカーでありながら、その一方で、赤ん坊を大切に思う気持ちも持ち合わせています。
その矛盾した感情が、彼の人間味を際立たせています。

カン・ドンウォン演じるドンソクも、印象的なキャラクターでした。
彼は、サンヒョンの相棒でありながら、彼とは異なる価値観を持っています。
その2人の関係性が、物語に深みを与えています。

メリットとデメリット

メリット

  • 人間の普遍的な感情に訴えかける深いテーマ
  • ソン・ガンホ、カン・ドンウォンら豪華キャストの演技
  • 是枝裕和監督ならではの繊細な演出
  • 何度観ても新たな発見がある奥深さ

デメリット

  • テーマが重く、観終わった後に落ち込んでしまう可能性がある
  • 上映時間が長く、集中力を維持するのが難しい

まとめ

「ベイビー・ブローカー」は、家族のあり方、愛情、そして社会の闇を深く掘り下げた、感動的な人間ドラマです。
ぜひ、DVDでじっくりと鑑賞して、作品の魅力を味わってみてください。