「タブー」DVD-BOX レビュー:時代とタブーに翻弄される男の物語
トム・ハーディ主演、リドリー・スコット製作総指揮という豪華な顔合わせで話題を呼んだドラマ「タブー」。2018年にDVD-BOXが発売されましたが、今でも根強い人気があります。私が実際に視聴して感じた魅力を、余すことなくレビューしていきたいと思います。
ストーリーは?
物語の舞台は1814年のロンドン。東インド会社で働いていたジェームズ・ケザイア・デラニーが、30年の時を経て故郷に帰ってきます。莫大な遺産を相続したジェームズですが、その死を巡る陰謀と、彼自身が抱える過去の秘密が次第に明らかになっていきます。時代背景とタブーに触れる内容が、見る者を惹きつけます。
魅力的なキャラクター
トム・ハーディ演じるジェームズは、まさにカリスマ性溢れる人物。過去の経験から人間不信に陥り、冷酷で計算高い一面を見せる一方で、心の奥底には優しさを秘めています。その複雑な感情表現が、トム・ハーディの演技力によって見事に表現されています。
他にも、ジェームズの異母妹のジルビア(ウーナ・チャップリン)や、彼を助ける春(ジェシー・バックレイ)など、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。それぞれのキャラクターが抱える秘密や葛藤が、ストーリーに深みを与えています。
映像美と音楽
「タブー」の映像美も特筆すべき点です。19世紀のロンドンの街並みを忠実に再現しただけでなく、独特の色彩や構図が、ドラマの世界観をより一層引き立てています。また、音楽も登場人物の感情や物語の展開に合わせて変化し、視聴者の心を揺さぶります。
他のドラマとの違い
「タブー」は、従来の時代劇とは一線を画す異色ドラマです。例えば、NHK大河ドラマのような歴史を忠実に再現するのではなく、あくまでも架空の物語として展開されます。また、「SHERLOCK(シャーロック)」のようなミステリー要素も含まれていますが、よりダークで重厚な雰囲気が特徴です。
類似作品としては、BBC製作の「ピーキー・ブラインダーズ」が挙げられます。こちらも、19世紀のイギリスを舞台にしたクライムドラマですが、「タブー」よりもスタイリッシュでテンポの良い展開が特徴です。
メリット・デメリット
メリット:
トム・ハーディの演技が素晴らしい
独特の世界観と映像美
先の読めない展開
個性豊かなキャラクター
デメリット:
ストーリーが複雑で、理解するのに時間がかかる
グロテスクな描写が含まれる
スローペースな展開が苦手な人には合わない
まとめ
「タブー」は、一言で表すなら「異色」なドラマです。トム・ハーディの演技、独特の世界観、そして先の読めない展開が、視聴者を魅了します。時代劇やミステリーが好きな方はもちろん、これまでとは違うドラマを体験したい方にもおすすめです。
